MENU

年中クラスでおむつを卒業するまでの葛藤

息子はなかなかおむつがとれませんでした。

1歳のころから保育園に行ってますが、2~3歳児クラス(年少さんのひとつ下)の秋頃、担任の先生から二十数人いるクラスの子が全員おむつがとれていると聞いて驚きました。

息子は早生まれですが息子より月齢が下の子たちもすべてとれていたようで、先生は今年のうさぎ組さんは(おむつがとれるのが)早い子が多かったけど、年少さんになっても取れない子も毎年いますから^^と励ましてもらいました。

気が付けばまわりはおむつ卒業!?

どうやら、この保育園では2~3歳くらいからトレーニングパンツに徐々に切り替えておむつ卒業を促してくれるようなのですが、うちはまだトレーニングパンツにしましょうと言われたことが無かったので、気が付いたらクラスの子が全員布おむつを卒業していると聞いて衝撃でした。

おむつがとれないことを気にしつつ、家庭でも布おむつをすすめてみましたが息子本人がかなり嫌がりうまくいきませんでした。

年少クラスの春~焦って失敗

そして年少クラスにあがるころ、このままでいけないとかなり焦った私は、家ではトレーニングパンツをはかせたり、頻繁にトイレに連れていったりしていました。

でもこの頃の息子はおむつでないと出るものも出ない状況だったようで、トイレに誘うたびに嫌そうな態度を見せていました。結果、トレーニングパンツすら嫌がるようになりトイレに連れて行こうとすると泣き喚くようになってしまいました。

「焦りすぎて失敗したなあ・・」と思いました。

 

年少クラスの秋~診断を受けて納得

1歳半検診から発達に気になる部分があり、半年ごとに2年ほど保育園に保健師さんが様子を見に来てくれていましたが、ずっと様子見だったので年少クラスの時に自ら発達検査を受けに行き自閉症スペクトラム症の診断を受けました。

そのこともあり、おむつが取れないのもこだわりの一つなのかなぁと、私も開き直り「おむつでいいやん!そのうちとれるやろ」と切り替えることが出来ました。

 

年中クラスの春~保育園でトレーニングパンツ開始

年少クラスの3月、来月から進級というタイミングで保育園の先生からトレーニングパンツへの切り替えを提案されました。私の中ではおむつに関しては成長が見られないことや、1年前に焦ってトイレトレーニングを進めたことで余計に息子が嫌がるようになったため、不安がありました。

ですが、毎日子供を見てくれている先生がやろうと言ってくれているので、お任せすることにしました。結果、保育園ではトレーニングパンツを履くようになりましたが、帰宅後すぐに紙おむつにしたがるという感じで、家ではまだまだトイレに行く気配はありませんでした。

でも朝になったら保育園の制服に着替えるまえにトレーニングパンツを履くことは嫌がらなくなっていったので、やはり1年前とは全然違うな・・と思いました。

年中クラスの初夏~息子の意識が変わった?

ある日、保育園へお迎えに行った際、担任の先生から「乾布摩擦の時間(全員パンいちで行います)に息子くん、紙おむつを履いていることに気づいてちょっとパニックになっていました笑」とのこと。

そう言われて初めて今朝のお着換えで、私も息子もボケ~っとしており、紙おむつから新しい紙おむつに換えたことを思い出しました。

それを横で聞いていた息子は「も~~~ママのせいで!!ちゃんとして!!!」とプンプンしていましたが、「そっか・・もう自分だけおむつは恥ずかしいと感じるようになったのか~」と、あんなに紙おむつにこだわっていたのになと感慨深い気持ちになりました。

年中クラスの夏

土曜日ですが保育園で夏祭りの予定がありました。しかし、雨天で流れてしまったため、次の日の日曜日にとなりの市でやっている市民夏祭りがあったので行ってみることにしました。

お昼過ぎから夫と息子と3人で買い物に出て、夕方近くそのままお祭りへ行こうと考え車の中で息子に「おまつり行くよ」と伝えました。

ところがそれを聞いた息子は突然大泣きしてしまいました。

ギャンギャン泣きながら「嫌や!行きたくない!!」と言うので去年も行った場所であることを説明し、楽しいから行こうとなだめたのですが泣き止みません。

その時、息子が「家に帰る!!おむつ嫌や~!!先生に見られる~~」と言うので、「もしかして保育園のお祭りやと思ってる?」と聞くと「ちがうん??」と。

息子はこの週末に保育園のお祭りがあることはわかっており、土曜は雨で中止になったことは説明したつもりでしたが、「お祭り=保育園に行く」と解釈していました。

保育園の先生に会うのにおむつを履いたままだと恥ずかしいという気持ちがかなり強かったみたいです。

保育園のお祭りじゃなくて違う場所であることをきちんと説明すると、ぴたっと泣き止み「じゃあ行くわ」とすぐに切り替えていました。

あまりの切り替わりの早さに驚きつつ、「そんなにおむつが恥ずかしいのか~・・それやったらさっさとおむつ卒業したらいいのに。というか、服の上からおむつかトレーニングパンツかなんてわからんやろ・・」とつっこみました。

突然の完全おむつ卒業

そしてその日のお祭りは楽しめたのですが、次の日、保育園から帰宅した息子は自分からトレーニングパンツをはくようになりました。そこから一ヶ月もするとトレーニングパンツも卒業し、あっという間にパンツデビューしました。

ほんとに急でしたが、ぱったりとおむつは履かなくなり、「やっぱりおむつがいい」と言い出すかと思ったのですが、その気配もなく、でかいサイズのけっこう高いおむつが要らなくなりました。

息子だけおむつがとれないことに、あんなに悩んでいたのに子どもって成長するんだなぁという気持ちと、この子のタイミングがあったのだなとしみじみ思いました。