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小2の学習を終えて・・算数で一番つまずいた単元は時計とじこく

息子が2年生を終えて春休みが明けたら3年生です。

1年前のことがついこの間に感じます・・

1年生の算数はくり上がり・くり下がりも何とかマスターし、「さんすう楽しい」といい感じに2年生になったのですが、4月にやる最初の単元でいきなりカラーテスト50点代をとってきたことがありました。

 

いちばんつまずいたのは「時間とじこく」の単元です。

これ、ほんと~~~に難しいと思います。

2年生でやる必要ある???と何度も思いました。

もしかして昔はここまでやらなかったのではないかと思うのですが、今は2年生でやります。

 

時計の単元は1年生でもありました。

でも時計の針のイラストを見て「時間」を読むだけ。

1年生で一番難しい「時計」は「2時59分」を「3時」ではなく、きちんと「2時台」であることを理解できるかどうかがポイントではないかと思っています。

 

息子もこれは理解できていたので、2年生になる時もあまり心配していませんでした。

4月で進級したばかりだし、予習は漢字だけ余裕を持って教えていました。

でも4月の宿題を見ていると、

8時に家を出て、20分後に学校へつきました。

学校へついたのは何時ですか。

のような「時間」を求める問題が出ており、まったく出来ていない様子でした。

時計を見ながら一生懸命教えましたがなかなか理解せず。

そもそも「時刻」と「時間」の概念がない。

 

そこでカップラーメンで説明しました。

カップにお湯を入れて作るのに3分かかることを説明。

この時にお湯を入れた時刻が何時何分であろうと、そこから3分経過した時間が「3分後」であることを伝えました。

でも、普段から時計を意識していないので時間が経つというのも「??」な感じです。

4月末の個人懇談で、担任の先生に時計の単元が全く理解できていないようだと伝えましたが、今回の懇談だけでかなりのお母さん方から同じことを言われると、先生も困惑気味でした。

2年生の担任は初めてという若い先生だったので、先生自身も「なんで??」という感じで、カラーテストもいつまでも実施しないわけにいかないので、やったけど多くの児童が理解不足のまま終わったようでした。

 

「うちの子だけじゃないのか~」と安心したのもつかの間、

このままではいけない!!!と思い、ひたすら無料プリントで復習しました。

1学期中、ずっとちょこちょこと「時間」を問う問題をやっていました。

それでもいまいち理解不足な気がしたので、夏休みはかなり重点的に時間とじこくの勉強に力を入れ、2学期になるころにはようやく頭の中で時計を動かせるようになりました。

やはり、ひたすら演習問題の数をこなすしかないのですが、単純な足し算・引き算よりずっと時間がかかりました。

というのも、問題の書き方によって求める答えがかわるためです。

  • 7時の20分前は何時?
  • 9時から公園へ行って2時間あそんでから家へ帰りました。何時に帰りましたか。
  • 4時から6時まで勉強をしました。何時間、勉強をしましたか。

このように文章を読み、何(時間or時刻)を聞かれているのか?理解しないといけないので、読解力も問われます。

息子は最初、足し算・引き算を使って答えを出そうとしていました。

9時の1時間後は「9+1」で「10時」など、
それで答えが出せる場合もありますが、
出せない場合があること。

それに正午や1時間は60分という新たな概念も覚えて理解せねばならず、単純な計算問題の方がどれほど楽か、思い知らされる単元でした。

このほか、絶対つまずくと思った「かさ」や「九九」も予習・復習をがっちりしたおかげでこちらは割とスムーズに学習できたようです。

それに比べると「時間とじこく」は本当に大変でした。

教科書によっては2学期からやる場合もあるみたいですが、息子の小学校では4月に「表とグラフ」のあと、この時間の単元に入りました。

2年生は「かけざん九九」が山場になると言われていますが、深い「理解度」を求められる時間とじこくの方がずっと難しいと思います。

これから2年生というお子様がいるなら、春休みのうちに予習することをおすすめします。

【低学年】小学生の成績表について考える

1~2年生のあいだ息子の成績表はオール「よくできる」をつけていただきました。

毎日の家庭学習の成果ではありますが、運動音痴の体育まで「よくできる」になっていることや、カラーテストが毎回必ず100点ではなかったことを考えるとかなり甘くつけていただいたなという気もします。

小学校の成績表についてよく言われる以下について考察してみました。

  1. 低学年の成績表なんて良くて当たり前
  2. 小学校の成績表なんてアテにならない
  3. 高学年(中学生)になっても良い成績を維持できるわけではない

低学年の成績表なんて良くて当たり前なのか?

学校の地域差や担任教師の考え方によっては平等では無い場合もあると思うのですが、少なくとも私の周りでは1年生時の成績表はほとんどの子供が「よくできる」だったものが2年生の1学期ですでにそんなことはなく、半分くらい「できる」になっていることもあったようです。

元気でまじめに授業を聞いていれば各教科の3個目の「主体的にとりくむ」は「よくできる」にしてもらえると思いますが、「知識・技能」と「思考・表現」はカラーテストの点数が反映されるため、国語と算数は1年生時より下がっている子もちらほらいると思います。

  • 学校の宿題だけやっている地頭がいい子
  • 学校の宿題にプラスでたまに勉強(塾・くもん・通信教材)している普通~地頭がいい子
  • 学校の宿題にプラスで毎日勉強(家庭学習)している子

こういう子たちは「低学年の成績表なんて良くて当たり前」に入ると思います。

ポイントは宿題をきちんとやるだけでは良い成績をキープできるか怪しいという点。

やはり個人の能力差は低学年の子供でもはっきりとしており、授業で聞いただけで内容を理解できる子、できない子がいます。

理解力・読解力のある、いわゆる地頭がいい子なら学校の宿題だけでも十分に好成績をとれると思います。(※低学年のうちは・・ですが)

 

あと、低学年からくもん・そろばんを含む通塾や通信教材をやっている子も、みんなが成績がいいとは限りません。これもあくまでもともとの能力が高めな子・もしくは普通レベルの子だけが結果を出せると思います。

低学年から行く子は親が教育熱心な場合と、低学年でさっそく学校の授業についていけていない子に分かれます。教育熱心な親は塾の進度や、子供の理解度を確認しながら気をつけて子供を観察しています。当然、遅れていると感じれば対策を講じるでしょうから、学校の成績は良くて当たり前という結果になります。

もし塾へ行かせている・通信教材をやっているのに低学年から成績が悪いなら、要注意です。学校の宿題をそもそも理解しながらやれているのか確認した方がいいです。

学校の授業についていけない子が小さいうちから塾へ行っても本人がしんどいだけです。

基礎の漢字や計算力を家でしっかり身につけさせてあげた方が、よほど成績向上につながるし、何がつまずきの原因なのか、わかると思います。こういう基本の家庭学習を低学年から親としっかりやっていれば、低学年の成績が良いのは当たり前ということが言えます。

小学生の成績表なんてアテにならない?

これもよく聞きます。

どういう時に聞くかと言うと子供が中学校へ上がったときです。

  • 小学校の時はそこそこ良い成績をとっていたのに・・
  • 小学校の成績はわりと良かったのに中学に入ると急に落ちた
  • 中学生になってからテストの点数が平均点以下
  • まさかこんなに勉強が苦手になるなんて・・・

だから小学校の頃の成績なんてアテにならない!

問題は中学に上がってから!

というもの。

 

小学校から中学校への学力の転落・・たしかにこのような現象はあると思います。

ただし、これは小学校の成績表がアテにならないのではなく、親の観察力がアテにならないのだと思います。

もし家での勉強時間が小学校から変わらず宿題だけであれば、中学校で成績が下がるのは当然の結果です。

算数は数学に変わり、習う漢字はさらに増え、社会も理科も英語もレベルアップした問題が、単元ごとのテストではなく、2~3か月分の学習内容を問われる定期テストに変わります。

小学校の勉強は土台としてしっかり定着させていること。

中学校の勉強はその上に成り立つので、小学校のカラーテストでそこそこ(おそらく70~80点)では基礎学力が足りてないのだと思われます。

小学校のカラーテストは100点をとって当たり前くらいに思っておかないと、とれなかった20~30点は理解できなかった穴として残ります。穴だらけの知識の上にさらに難しい内容をのせても崩れていくだけです。

ここに気付かずに70~80点代の点数に満足していると中学生になったらさらに50点以下なんてことも出てくると思います。

小学校のカラーテストの平均点は85点に設定されていると言われています。

毎回80点代だとしたら、すでに勉強が苦手な部類に入るのに親が気付いていないだけなのではないでしょうか。

 

高学年(中学生)になっても良い成績を維持できるのか?

これに関しては先述したとおり、そもそも小学1~3年生、いわゆる低学年のときの成績が成績表の評価やカラーテストの点数だけで見ていると危険なのだと思います。

「よく出来る」の評価はテストで毎回90~100点をとっていればもらえるのだと思いますが、少なくとも2年生までの息子のテスト内容を見ているとクラスのほとんどの子がそのくらいとれているのだと思います。

基礎の計算も、応用問題もさほど難しくはありません。

しっかり学校の授業を聞いていればほとんどの単元でカラーテストの高得点はとれると思います。

しかし、小学校のテストはひとつの単元が終わったころにすぐやります。

せいぜい2~3週間前から毎日授業で繰り返し、やった問題なのでよほどサボっていなければ簡単だと思います。

ここが落とし穴で、「時計とじこく」、「かさ」、「長さ」などの単位を使った問題は特に注意が必要で単元が終わるとほとんど問題に触れることがなくなります。

数か月もたてばすっかり忘れていることでしょう。

それなのに、3年生~4年生と学年が上がるにつれて、それらの単元のさらに難しい問題が出されます。2年生で基本は習ったでしょ?という前提でどんどん進みます。

単位系は学校の宿題で出なくなった後も定期的にプリント学習させてあげた方がいいと思います。2年生で習ったことを忘れないよう、定着するまでやっておくべきだと思います。

九九にしても、しっかり家庭学習している子は学校で暗唱させられなくなってもずっと勉強しています。3年生に上がるころには大人と同じくらい九九が定着しています。

3年生の初めに割り算がありますが、九九を完璧に定着させている子と、6の段以降をあやふやなまま、考えれば答えが出せる程度の覚え方でいる子と差が出てきます。

こういった、学校でやったことを定着させているかどうかは家庭学習をやっているかどうかの差だと思いますが、低学年の今、良い成績をとれている子がどっちなのか?

学校で習ったことをその都度、宿題だけで終わらせず、何度も何度も家で復習して理解を深めているのかどうかが、高学年~中学生になった時に成績が下がるか維持できるかの分かれ目となるのだと思います。

 

結論

低学年の成績表なんて良くて当たり前
→そのとおり、しっかり授業を聞いていれば高得点がとれる内容です。

 

小学校の成績表なんてアテにならない
→きちんと子どもの学力を見極められていないと油断してアテが外れます。

 

高学年(中学生)になっても良い成績を維持できるわけではない
→その場しのぎの勉強法で要領良く出来るのはせいぜい小学生までと思った方が良い。習った内容をしっかり身につけているか、家庭学習の差で明暗が分かれます。

 

【小2】1年間を通しての成績表の結果

あっという間に息子の「2年生」が終わりました。

三学期はインフルエンザの流行もあり、懇談会が無かったため修了式の日まで成績表の中身はわからないまま。

 

1学期は算数・音楽・体育でそれぞれ1つずつ「できる」があり、それ以外はすべて「よくできる」でした。

 

2学期はオール「よくできる」で一番右端にきれいに丸が並んでいるので嬉しかったのですが、3学期はどうかな?と思っていました。

 

小学校の成績表の付け方はだいたいわかるので、算数のテストで裏面「思考・表現」が100点ではない単元もあったことを考えると2学期より落ちてるかなと思ったのですが結果はオール「よくできる」でした。

 

「おお!」と思いましたが、前述したようにカラーテストでオール100点をとれていない時点でダメなんですが・・

 

そして3学期の成績表で一番楽しみなのは先生が書いてくださる「所見」です。

息子の評価としては「音読力」のすばらしさについて、とても褒めていただいてました。教科書に掲載されている物語で人形劇のようなことをやった時に、息子はとても感情を込めて読み上げたらしく、クラスの子たちが聞き入っていたとのこと。

確かに・・一人芝居のようなことが好きで、一人でもよくゲームをしながらセリフをあててしゃべっているので想像がつきました。

こういう一人語りは、自閉スペクトラム症の特性のひとつでもあると思っているのですが思わぬところで評価され、嬉しくなりました。

 

成績表の話しに戻りますが、1年間の家庭学習の結果が表れているようでやはり嬉しいです。

でもネットでもリアルでもよく見聞きするのが以下のような声

  1. 低学年の成績表なんて良くて当たり前
  2. 小学校の成績表なんてアテにならない
  3. 高学年になっても良い成績を維持できるわけではない

すべて「そのとおり」なので、1~2年生の成績が良かったことに浮かれていないで、今後ひとつひとつ考えてみたいと思います。

 

【小1】計算カードの宿題は毎日やるべきか?

うちの近所には4つくらい公立小学校があります。

保育園時代のお友達はそれぞれバラバラに入学しました。

仲の良いママさんたちと卒園後もちょくちょく交流しているので、息子が通っている小学校以外のお話も聞くことになります。

小1の時に気付いたのが同じ地域でも小学校によって宿題の量が全然違うということ。

小1の初夏あたりから家庭学習の大切さに気付きだしたので、みんなどんなふうにしているのかは気になっていました。

計算カードの宿題が毎日出ている学校もある

地域では一番、児童数が多いC小学校では小1の1学期から計算カードを読み上げる宿題が毎日出ているとのことでした。

息子が通うA小学校と隣の学区のB小学校では足し算のプリントは、ほぼ毎日宿題になっていますが計算カードはそもそも学校のお道具箱に入れっぱなしです。

入学前に購入し、1枚ずつに名前を記入したことは覚えていますが、その後見たことがありませんでした。

メルカリで中古の計算カードを購入

1学期の5月ごろから息子の計算力の無さに驚いていたので、家庭用に計算カードを購入することにしました。

メルカリで検索するとけっこう出ていました。

使うかどうかわからないし、名前入りのお古でいいかと4つセットで360円くらいの安いものがあったのでそれにしました。

  • 10以下の足し算
  • 繰り上がりのある足し算
  • 10以下の引き算
  • 繰り下がりのある引き算

最初は10以下の足し算のみ、時間をはかって毎日、家庭学習の最後にやるようにしました。

息子はどうしてもテキパキこなすことが苦手です。

後のWISC検査でも処理速度とワーキングメモリがともに低く(90台半ばの数値)出ていました。

計算カードを素早くめくること自体がうまく出来そうになかったので、息子には数字と計算だけに集中してもらい私がめくることにしました。

最初は嫌々でも毎日やっていると定着するようで、1か月もするとほぼ間違うことなくすらすらと答えられるようになりました。

そうなると、息子自身ストレスを感じなくなるので「さっさとやろう」という雰囲気になっていきました。

でも同じことだけを繰り返すわけにかず、夏休みからは10以下の足し算に加え、10以下の引き算もやりました。

夏休み中に、繰り上がりのある足し算の計算も徐々に教えていたので、2学期に学校で始まる前に計算カードは10以下の足し算から、繰り上がりのある足し算にレベルアップしました。

子供のストレス度合いを見ながら続けた結果

繰り下がりのある引き算をやるときはすごく嫌がったので足し算はまた10以下に戻すなどの配慮をしつつ、1年生の終わりまで毎日、足し算&引き算、2つの計算カードを入れ替えながらやるようにしていました。

途中で100マス計算も取り入れていたので、どれが一番効果があったとは言いにくいですが、小2の今、ひっ算でも横式でも学校のテストで計算問題を間違えることはありません。

昨年は全統小テストも受けましたが、前半の計算問題をきっちりやれていれば、難問が得意でなくても平均点には達するんだな・・と思いました。これは今後、高学年、中学や高校と進んでも変わらないと思います。

低学年のうちに基本の計算力を徹底的に鍛えてあげることは、親が子供にしてあげられる大きな支援だと感じています。

計算力は算数の土台

そして2年生の九九を習う際に九九は丸暗記に近いと思っていましたが、それだけではなく足し算の概念がしっかりあることが大事なんだと実感しています。

「2が8こだから16」という掛け算の文章問題で正しく式をたてることが難しくなるのではないかと思います。

毎日の計算カードなんてやってられない?

ちなみに毎日計算カードの宿題が出ているC小学校のお友達に聞くと、1年生の始めは本人も宿題だからやる!という意識が強く頑張っていたそうですが、夏休み以降は親子ともども「やってられない」とやめてしまったそうです。

もともと数に強いお子さんだったので計算問題に重点をおいていなかったのでしょう。違う学校なので成績がどうかは知りませんが、なんだかもったいないなぁと思いました。

小学校の先生は長年、たくさんの子供の学力の成長を見てきているプロです。

その先生が毎日やった方がいいと判断して宿題を出しているのだからきっとやる意味は大きいと思いますが、うちの小学校で宿題として出ていないのは、やはり保護者の「やってられない」気持ちを汲み取っているのかも・・とも思います。

発達障害の子どもは1歳半検診でふるいにかけられる

息子は3歳後半で自閉症スペクトラム症の診断がつきました。

我が子の場合は1歳半検診まで何も思わなかったのですが、検診の前に何が出来て何が出来ないかのチェック項目を書いた用紙が送られてきました。

4項目くらいにわかれていて、それぞれ数個のチェック項目があったと思いますが、見事に出来ることと出来ないことが分かれていました。

息子がとくに出来ることは積み木をつまんで積み上げること。
年齢レベル以上にかなり積み上げることができました。

でも、いわゆる指差しをしてるところを見たことがありませんでした。
犬や車のイラストをどれ?と聞いて指で示すことが出来る、さらに「わんわん」「ブーブー」など答えることが出来る。

これはまったく出来ないな・・という項目があり、言語発達が遅れているように思いました。

でも数年後にWISCを受けた時に言語能力は標準より高かったことが判明し、自閉症スペクトラムの特性であるコミュニケーションの困難さからくるものだったのではと思っています。

息子の場合は完全に視覚優位であり、聴覚からの情報には弱いということもわかりました。

1歳半検診の場できついひとこと

よく、乳児期の子どもの発達について少しでも周りより遅れているかもと思い、心配していると・・

「男の子はこんなもの」

「うちもそうだったよ」

「そのうち出来るようになるよ」

こんなふうに言われることがあります。

実際に気にしすぎて子どもの遅れにばかり気にするのはよくないとは思うし、初めての子育てはやはりデリケートになりがちだと自分でも思っていたので、1歳半検診の場では担当の保健師さんに「指差しの項目が全然出来ないんですが、そのうち出来ますよね^^」と言いました。

あまり気にしていませんという風に言ったつもりですが、

「1歳半検診は1歳半の子どもなら9割の子が出来ることをやってもらってるんですよ」

その保健師さんにズバッと言われてしまいました。

よほど能天気な母親に見えたのか、冷たい口調が忘れられません。

途端に不安になり、発達が気になる子だけ専門家に相談できるというのでこの日は最後まで残って順番を待ちました。

そこではいろいろな道具を使って子供に触らせたりしながら、様子を見て母親の話も聞いてくれました。

しかし、すでに保育園へ通っていたこともあり、すぐに療育施設をすすめられることもなく、様子を見ましょうと言われました。ただ、お母さんとしては心配でしょうから、気になるなら半年に1度くらいのペースで保育園に保健師が様子を見に行くことも出来ますと言われたのでお願いすることにしました。

でも保健師さんは医師ではないため診断はくだせないので、様子を見る状態が長く続いていました。今思うと、早く診断受けにいけばいいのにと思われていたのかもしれませんが、結局3歳後半にやっと発達検査を受け、診断を受けることになりました。

診断を受けた時は「あ~、やっぱりなあ」という気持ちが大きく、いろいろと納得しました。

ちなみに3歳半検診では、視力検査が自宅では行えず、検診の場で保健師さんが頑張ってくれましたが片目だけしか集中力が続かず出来ませんでした。

1歳半検診での事を話し、診断はおりていないけど定期的に保育園に訪問してもらっていることを話すと「あ~、それならいいです^^」とのこと。

こういう検診はグレーな子がいないかよくよく見ているのだなぁと思いました。

でも1歳半検診でも3歳半検診でも、周囲の子どもたちと、あきらかに社会性の違いを感じてすごく落ち込みました。

でも、この時の早期発見と未就学のうちに診断がついたことはその後の成長に大きく関係したと思っているので、ズバリ言ってもらって良かったと思っています。

 

年中クラスでおむつを卒業するまでの葛藤

息子はなかなかおむつがとれませんでした。

1歳のころから保育園に行ってますが、2~3歳児クラス(年少さんのひとつ下)の秋頃、担任の先生から二十数人いるクラスの子が全員おむつがとれていると聞いて驚きました。

息子は早生まれですが息子より月齢が下の子たちもすべてとれていたようで、先生は今年のうさぎ組さんは(おむつがとれるのが)早い子が多かったけど、年少さんになっても取れない子も毎年いますから^^と励ましてもらいました。

気が付けばまわりはおむつ卒業!?

どうやら、この保育園では2~3歳くらいからトレーニングパンツに徐々に切り替えておむつ卒業を促してくれるようなのですが、うちはまだトレーニングパンツにしましょうと言われたことが無かったので、気が付いたらクラスの子が全員布おむつを卒業していると聞いて衝撃でした。

おむつがとれないことを気にしつつ、家庭でも布おむつをすすめてみましたが息子本人がかなり嫌がりうまくいきませんでした。

年少クラスの春~焦って失敗

そして年少クラスにあがるころ、このままでいけないとかなり焦った私は、家ではトレーニングパンツをはかせたり、頻繁にトイレに連れていったりしていました。

でもこの頃の息子はおむつでないと出るものも出ない状況だったようで、トイレに誘うたびに嫌そうな態度を見せていました。結果、トレーニングパンツすら嫌がるようになりトイレに連れて行こうとすると泣き喚くようになってしまいました。

「焦りすぎて失敗したなあ・・」と思いました。

 

年少クラスの秋~診断を受けて納得

1歳半検診から発達に気になる部分があり、半年ごとに2年ほど保育園に保健師さんが様子を見に来てくれていましたが、ずっと様子見だったので年少クラスの時に自ら発達検査を受けに行き自閉症スペクトラム症の診断を受けました。

そのこともあり、おむつが取れないのもこだわりの一つなのかなぁと、私も開き直り「おむつでいいやん!そのうちとれるやろ」と切り替えることが出来ました。

 

年中クラスの春~保育園でトレーニングパンツ開始

年少クラスの3月、来月から進級というタイミングで保育園の先生からトレーニングパンツへの切り替えを提案されました。私の中ではおむつに関しては成長が見られないことや、1年前に焦ってトイレトレーニングを進めたことで余計に息子が嫌がるようになったため、不安がありました。

ですが、毎日子供を見てくれている先生がやろうと言ってくれているので、お任せすることにしました。結果、保育園ではトレーニングパンツを履くようになりましたが、帰宅後すぐに紙おむつにしたがるという感じで、家ではまだまだトイレに行く気配はありませんでした。

でも朝になったら保育園の制服に着替えるまえにトレーニングパンツを履くことは嫌がらなくなっていったので、やはり1年前とは全然違うな・・と思いました。

年中クラスの初夏~息子の意識が変わった?

ある日、保育園へお迎えに行った際、担任の先生から「乾布摩擦の時間(全員パンいちで行います)に息子くん、紙おむつを履いていることに気づいてちょっとパニックになっていました笑」とのこと。

そう言われて初めて今朝のお着換えで、私も息子もボケ~っとしており、紙おむつから新しい紙おむつに換えたことを思い出しました。

それを横で聞いていた息子は「も~~~ママのせいで!!ちゃんとして!!!」とプンプンしていましたが、「そっか・・もう自分だけおむつは恥ずかしいと感じるようになったのか~」と、あんなに紙おむつにこだわっていたのになと感慨深い気持ちになりました。

年中クラスの夏

土曜日ですが保育園で夏祭りの予定がありました。しかし、雨天で流れてしまったため、次の日の日曜日にとなりの市でやっている市民夏祭りがあったので行ってみることにしました。

お昼過ぎから夫と息子と3人で買い物に出て、夕方近くそのままお祭りへ行こうと考え車の中で息子に「おまつり行くよ」と伝えました。

ところがそれを聞いた息子は突然大泣きしてしまいました。

ギャンギャン泣きながら「嫌や!行きたくない!!」と言うので去年も行った場所であることを説明し、楽しいから行こうとなだめたのですが泣き止みません。

その時、息子が「家に帰る!!おむつ嫌や~!!先生に見られる~~」と言うので、「もしかして保育園のお祭りやと思ってる?」と聞くと「ちがうん??」と。

息子はこの週末に保育園のお祭りがあることはわかっており、土曜は雨で中止になったことは説明したつもりでしたが、「お祭り=保育園に行く」と解釈していました。

保育園の先生に会うのにおむつを履いたままだと恥ずかしいという気持ちがかなり強かったみたいです。

保育園のお祭りじゃなくて違う場所であることをきちんと説明すると、ぴたっと泣き止み「じゃあ行くわ」とすぐに切り替えていました。

あまりの切り替わりの早さに驚きつつ、「そんなにおむつが恥ずかしいのか~・・それやったらさっさとおむつ卒業したらいいのに。というか、服の上からおむつかトレーニングパンツかなんてわからんやろ・・」とつっこみました。

突然の完全おむつ卒業

そしてその日のお祭りは楽しめたのですが、次の日、保育園から帰宅した息子は自分からトレーニングパンツをはくようになりました。そこから一ヶ月もするとトレーニングパンツも卒業し、あっという間にパンツデビューしました。

ほんとに急でしたが、ぱったりとおむつは履かなくなり、「やっぱりおむつがいい」と言い出すかと思ったのですが、その気配もなく、でかいサイズのけっこう高いおむつが要らなくなりました。

息子だけおむつがとれないことに、あんなに悩んでいたのに子どもって成長するんだなぁという気持ちと、この子のタイミングがあったのだなとしみじみ思いました。

【低学年】カラーテストで100点をとるために毎日していること

息子が小学校に入学して1学期の終わりまでカラーテストの存在を知りませんでした。

高齢出産のせいもあり、自分の小学生時代と全然違う!と思うことはありますが、このカラーテストもそのひとつです。

息子が小1のとき、入学直後はさすがにテストはなかったのか、たぶん6月ころからやっていたのだと思います。1学期が終わりに近づいたときいっきに返却されて連絡帳に入っていました。

それまでにも小テストなのか、授業中にやったのかよくわからないテストやプリント類が返ってきたことはありましたが、サイズも大きくフルカラーで、点数がはっきり書かれているこのテスト用紙に「???」となりました。

表面と裏面に分かれており表面は「知・技」裏面は「思・判・表」となっており、それぞれの点数がつけられている。

小学生の成績表の正しい見方

以前に「小学生の通知表の見方」が気になり検索したときに塾の先生が書いているブログで教科ごとに3つに評価が分かれていて、その見方として

  1. 知識・技能
  2. 思考・判断・表現
  3. 学習への意欲

になっているため、

  • 1と2はテストの結果がほぼそのまま反映されること
  • 担任の好き嫌いでつけているわけではないこと
  • 先生の感情で左右されるとしたら3の学習意欲くらい

入塾前の面談で成績表を見せてもらうと、各教科の成績を「A」が何個だからこの教科は得意というふうに見ている保護者が多いが、塾側はどの項目が不得意なのか見るには各項目が大事だとのこと。

この見解を知っていたら、地域の差はあるかもしれませんが、子供の成績表は各学期のカラーテストの点数を見ているとだいたい予想通りになっているなと感じます。

国語のカラーテストで100点をとる方法

国語の知識・技能

漢字です。その時に習った漢字をしっかり書けて、送り仮名も含めて読めるようであれば100点があたりまえにとれます。

学校の授業や出された宿題だけに頼らずその学年で習う漢字は最低でも4~5月には音読み・訓読み・書けることを完璧にしておき、年間を通して熟語として使えるように毎日の家庭学習できちんと定着させておきます。

国語の思考・判断・表現

文章読解の問題が解けるか。低学年といっても2年生からはそれなりに長い文章が掲載されています。教科書で習った物語文ならまだしも、まったく関係ない文章が出ることもあり、読んだことがない文章を初見で読むことができるかは子供によると思います。

うちではこの文章読解が始まる(おそらく1年生の2学期)より前から毎日の学研ドリル文章読解を毎日やっていたため、最初から100点をとれていました。でも、カラーテストの内容を見て、家庭学習でやっていなかったら全くできなかっただろうなと、ぞっとしたのを覚えています。

文章を読めるかどうかは好き・きらいもありますが、普段から読むことに慣れているかどうかが大きいと思います。1年生からすすんで読書をする子も少ないと思うので文章読解の低学年からの家庭学習は必須だと感じます。

算数のカラーテストで100点をとる方法

算数の知識・技能

その期間までに習った計算問題です。低学年なら足し算、引き算、掛け算の横式、ひっ算どちらも出来ることですが、ここも基礎学習をしっかりやっておけば100点です。

単純な計算問題でケアレスミスが多い場合は「惜しい」と考えてると甘いと思います。

ほとんど出来ているのにほぼ毎回1~2問計算ミスをしている場合、その子の中に基礎が出来ていない証拠です。

ケアレスミスミスは成長すればいつか治るは間違いで、

ケアレスミスミスは土台に穴がある状態なので、学年が上がるたびに計算する桁が増え、一つの式の答えを出すのに何回も計算する必要が出てきます。基礎の計算力に穴が開いている状態では、どこでミスをしたのかもわからないまま間違った答えを導き出し、点数がとれず算数嫌いになりかねません。

1年生から計算カード、100マス計算などを毎日やることで徹底的に計算力をつけてあげていれば学年が上がったときに子供自身がすごく楽になります。計算カードの宿題などは子供まかせにせず、時間をはかったりめくる役を引き受けたり、一緒にやる時間をとった方がいいと思います。

算数の思考・判断・表現

主に文章問題や、各単元でのイラストや図を見ながら答える問題です。
ここも国語の文章読解と同じで、まず問題を読めることが大前提となります。

大人から見れば1~2行の簡単な問いかけですが低学年の普通の子供にとっては読むだけで神経を使います。そのうえで「何を問われているのか?」を理解して答えを出さなければいけないのです。

国語の文章読解ドリルを毎日やっている成果はここでも大きく感じます。
それに加えて、文章問題も家庭学習で必ずやっておくべき内容だと思います。

息子は最初、簡単な計算問題ができるようになったころから、私が手作りの文章問題を作り毎日解かせていました。

息子が大好きなマインクラフトのキャラクターの名前を使い、イラストをつけてA4用紙1枚に3問くらい問題を作っていたのですが、まだ家庭学習を始めて一か月くらいの学習習慣がついていませんでしたが、「今日はマイクラさんすうある?」と、とても楽しみにしてくれていたので、私もせっせと作っていました。

土日には自分でも文章問題を作ってみようという試みをやっていました。

この自分で文章を考えて足し算の答え、引き算の答え、それぞれを出すにはどういう文章にしなければいけないかを自分で考えるというのも文章読解のスキルアップにつながったと思います。

カラーテストで100点をとるために毎日やること

  • 漢字のプリント学習(読み書きで1~2枚ずつ)
  • 国語の文章読解ドリル
  • 算数の文章問題
  • 計算ドリルまたは計算カード
  • 100マス計算

100マス計算はうちでは1枚だけです。
足し算・引き算・掛け算をそれぞれ200日(1日100問×200日)やるようにしています。

これは100マス計算生みの親である岸本裕史先生の著書にだいたいこれくらいやれば、どんな子でも計算力が身に着くのではないかと書いておられたので参考にしています。