小学3年生をどうやって過ごすべきか考える
中山まち子さんという方の本を読みました。
「小3が学力の分岐点~小4の壁はもう古い 小3の坂道に気をつけて」というタイトルに来月から小3になる子供を持つ親としてはとても惹かれました。
何より、最近ずっと同じことを考えていたからです。
もちろん1~2年生時に「学習の積み重ね」をしているかどうかが大切なのですが、3年生の1年間は4・5・6年生につながる橋であり、きちんと渡りきらないと大変なことになるのでは・・という不安を感じていました。
読み終わってから、やはり最近自分が漠然と感じている不安は、私の性格からくる「気にしすぎ」ではなく、のんびり構えていたら大変なことになる!と気を引き締めるのに十分な内容でした。以下は本の内容ではなく私の抱えている3年生の不安についてです。
4年生になってから焦りだす親たち
まわりの高学年~中学生の子供を持つ友人たちのことを思い出すと、子供が4年生になったときに「塾を探している」もしくは「塾に行かせることにした」という言葉をよく聞きました。
その時は「まだ高学年(5~6年生)じゃないのに教育熱心なんだな・・」と思っていたのですが、よく聞くと「4年生になってテストの点数が急に下がった」とのこと。しかもたいてい4年生の1学期、少なくとも夏休み前にはもう塾に入れることを考えていたようです。
今から思うと、それって3年生の学習範囲が完璧に理解できないまま4年生になったからであって、4年生から急に難しくなったわけでは無かったのかなぁ‥と思っています。
その子たちは1~2年生では学校のテストは100点が当たり前、3年生では悪い時でも80点以上はとっていたとのこと。それが4年生になったら60点台をとってくるようになったとのことで、とても焦っていました。
当時は息子が就学前だったのでそういう話を聞いても学校のテストがどういうものかもわかっていませんでしたし、息子は1年生でも100点とれるのか?あやしいなと思っていたくらいのんきでした。
100点だったテストは1学年あがるごとに10点ずつ下がる
でも実際に自分の子供が約2年、小学校で学び、毎回のカラーテストを見てて思うのはいま100点をとれなければこの先学年が上がればどんどん下がっていくだろうな・・と実感します。
- 1年生の時→100点
- 2年生の時→90~100点
- 3年生の時→80~90点
- 4年生の時→70~80点
- 5年生の時→60~70点
- 6年生の時→50~60点
ざっくりこんなイメージを持っています。
1~2年生の時にテストの点数が90点くらいで良く見えていても家庭学習で対策をしていないと学年があがるにつれて10点ずつは確実に下がっていくのではないかと思っています。
でも、これも少なくとも学校の宿題はやっていたり授業中もそれなりに先生の話を聞いている子であって、低学年から家庭学習はおろか宿題をやったりやらなかったり、授業中も注意されまくりの子だと点数の落ち方はもっとひどくなると思います。
算数の苦手単元はほっておかない
算数は単元ごとに学習内容が変わるので得意(100点)・不得意(70~80点)はあると思いますが、不得意な単元は絶対に放置してはいけないと思います。息子は時計の単元が苦手でひどい点数をとってきたことがあります。小2では1学期に「じこくとじかん」の学習が終わるとあとはほとんど出てきません。
「かさ」や「長さ」、「1000までの数」などで1学期が終わり、2学期からはひたすら九九を覚えます。なので、その後のテストでそこまでひどい点数をとることはありませんでしたが、ほっておいてはまずい気がしたので、夏休みまでに無料プリントで徹底的に「じこくと時間」の単元を復習しました。
その時に気付いたのですが、3年生からは文章問題で時刻や時間を問う問題が当たり前に出てくるので、2年生の4月に理解が乏しいまま終えた単元が1年ぶりにさらに難問化してやるはめになるのです。絶対に放置してはいけないと感じました。
国語の漢字はどんどん増える
国語にいたっては表面(知識・技能)はほぼ、その時に習った漢字の読み書きが出るのでこちらは絶対に100点を目指すべきだと思います。習う漢字はどんどん増える上に画数が多くなったり、熟語として使う言葉が増えてくるので学習の積み重ねの重要性を感じます。前の学年で習った感じは次の学年で習う新しい漢字と組み合わさって熟語となって出てきます。
あやふやなまま漢字の勉強をやると、テストの時に習った漢字の音訓は読めて、書き順どおりに書けて、熟語も使えて当たり前でしょという圧を感じることになります。
裏面(思考・判断・表現)も1年生の時は問題文も短く、だれでも出来るレベルが2年生の1学期、2学期と進むにつれて書きだす答えも長くなり、きちんと読めているかが問われます。
3年生にむけて
2年生の1年間でも学習の不安を感じる場面はちょくちょくありましたが、家庭学習でつまずきそうなところは早めに予習して備えたり、苦手単元は復習を繰り返すことで大きな問題を抱えずに本人も自分は出来ているという自信を持ちつつ過ごすことが出来ました。
しかし、3年生はこれよりたくさんの学習が待っています。テストのなかった生活科も理科・社会という学習になり、より多くの時間を家庭学習に割かなければいけないと思っています。